From Glen Clova to London in a day.

Category : 日記
その日は、すでにロンドンに着いている予定だった。
ところが、「大雪になる」ということを聞き、普段はイギリスの天気予報を、
「never trust」といってはばからないMaryも、このときは信じたようなので、
僕は予定を変更した。
 
「明日、午前中だけ粘って、午後すぐに出れば今日中にロンドンに着くな」

今回雪に恵まれなかった僕にいつもの「悪いクセ」が芽生えてしまった。
GLEN CLOVAからLONDONまで約540マイル(864キロ)。
無理ではないが、無茶である。

しかし、期待通り、次の日は雪になった。
しかもロンドンではすべての交通が止まり、学校も休校。
交通局担当者は謝罪し、子供たちは外で楽しんでるとBBCニュースが言っていた。

もちろん僕は無茶をしてしまった。
しかし、うさぎはいるだろうか?

いた!しかも割と多い。
写真家好みの雪の降り具合にならない。
自然相手と言っても、写真家はわがままだ。

腕時計は革ベルトにするべきだった。
金属ベルトの部分が冷たく、いたい。
完全防備できたのに、つま先も痛い。
山岳写真家ならどうしているのだろう?

そもそも、うさぎたちは冷たくないのか?子ども同様うれしいのか?
フィールドでは人間は不便なものだ・・・
こんな時にいろいろ考えてしまう。それどころでないのに!!
冬場は獲物が少ないからか、夏場よりもうさぎの警戒心が強い気がする。
あるいは防寒着の擦れる音がやはり気になるのか。

それでも、なんとか撮影する。しかし、ますますひどい降りになり、
「今日中にロンドン」の警告が頭の中に現れる。
撮影を止め、車まで戻る。とたんに日差しが!
しかし、すぐに変わるのがScottish Weather。
また吹雪かれないうちにLONDONを目指す。

道中は時々吹雪くものの、Englandの湖水地方を過ぎたあたりで路面の雪はなくなった。
しかし、ノーマルタイヤなのだ。イギリスにはスタッドレスタイヤが無いらしい。
慎重に運転し、なんとかその日のうちにLONDONに着いた。

この日全面運休だったヒースロー空港からの飛行機も深夜からは飛び始め、
次の日僕は無事帰国の途に着いた。

今回は日程も短く、「次回はもっと長期間いる」と言った僕に 
Maryは「長くいても雪が降るとは限らない。雪が降ったら電話してあげるから、
直ぐ飛行機に乗って来ればいい。」スコットランドの母は笑いながら言った。



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テーマ : 旅の写真
ジャンル : 写真

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「うさぎの国へ
 スコットランドのアナウサギ」
(メディアイランド刊)発売中
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