NORGE...2

Category : 日記
オスロではほかに、ムンクに関する取材もした。
「叫び」である。お恥ずかしいことに僕の予備知識はこれだけ。
ムンク美術館ではアポを取ってあったのだが空港並みのsecurity checkがあり、カメラバックも厳重に調べられた。

実は今回、ムンクの絵に「一目惚れ」した。
「叫び」もいいのだが、僕はそれ以外の絵が気に入った。
時代を経てムンクの描写も刻々と変わっていくのだが
ある時代では人物描写の仕方がまるで秀逸な写真のスナップの様に感じた。
それも広角レンズで寄ったり引いたり・・・

僕は写真を「瞬間芸術」だと考える。
たとえ静止しているように見えても被写体と私を取り巻く光と時間は動き続けるものだ。
だからそれぞれの「瞬」があり、
それらがシンクロしたときがシャッターチャンスだと思う。
ムンクの絵にはそういった「瞬」を感じる。

決していい事ばかりでなく,悪い事にも「瞬」はある。
生きていく事のいろんな「瞬」を彼は描いている。
彼はある時,こんな文章を書いている。
 「・・・室内で読書する人や編物をする女性の姿を描くのはもうたくさんだ。呼吸し,感じ、苦しみ、愛する生身の人間を描くのだ。」

彼にとって絵を描ききるまでの時間は必要な時間だったのか、或いはもどかしいものだったのか。

ぼくはもどかしいので絵描きには向いてません。
すぐにシャッターを押せないとだめなのです。
「瞬」はすぐに逃げますから。

KA2Z6413.jpg

オスロの某ホテル内にある「Grand Cafe」にて。昔、いろんな芸術家や文化人のたまり場だったらしく、その時代の様子がカフェの壁画になっている。左から3つめの窓の向かって右側の桟にもたれ掛って座っている、細い顔がムンク。

以上、にわかムンクファンの戯言でした。
久々にこんな事書いたので文章が・・・お許しを。


追伸・・・かっこよくまとめ過ぎです。「瞬」が逃げるのではなく、関西人で「いらち」だからです!

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