写真整理中に思うこと
Category : 写真
パソコン入れ替えに伴う写真整理中。
そんな機会でもないと写真を整理しない点は猛反省。
そんなキッカケはともかく、昔撮った写真を見ていると、その時は良いと思って撮った写真の長所短所や、その時の思いと違うものが何となくあぶり出てきてなかなか痛快です。
学生の頃、故郷のある写真クラブに所属していた僕は
若々しさとはかけ離れたようなものをよく撮っていて、今から思えば自分の思いや考えよりも絵になるものを求め、ただ酔いしれていただけなのですが(笑)
その時の指導者に「そういう写真でも良いけれども、もっと今しか撮れない、若々しいものをもっと撮るべきだ」みたいなことを言われて「良い写真なら若々しくなくても良いんじゃないですか」と反論した大バカものでした。
その指導者の方の作品は作風が比較的地味だったので、
ツカミはOK的な、ハデでゲイジュツ的な絵を好む会員の方達からはあまり評判は良くなかったのですが、(かくいう僕もどちらかというとそんな傾向があった)
今から思えば大事なことを丁寧に撮っておられたなと、写真を整理しながら思い出したのでした。
もちろん、若くして老成な方もいらっしゃるし、何もそういう写真を否定するわけじゃないのですが、老成なふりをしていても写真は正直です。
写真というものは、上手い下手に関わらず、すべてが写っていて、それの何に気づくのかは撮る人、見る人次第だなと再認識したのでありました。
いやーパソコン入れ替えて良かった!
ちなみにこの写真は7年前です。

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カメラのテスト:LEICA M8, M9p
Category : 写真
昨年の渡英前に予備ボディとしてのつもりでライカM9pを手に入れたのですが、
それまでのM8とはカラーの色がかなり違い、それぞれがエクタクローム64EPRとコダクローム64PKRみたいな色で、平成も終わろうとしているのに何だか古い知人に会ったみたいで嬉しかったと言えば、M9pを譲ってくれた友人も「うまい表現ですね」と言う。
EPRもそうでしたが、三原色が軽快に見えるせいかM9pの絵は一見、派手に見えそうですが、
M8ともども、とても控え目です。引きどころを知っている感じ。
古いCCDだからだの、何だの、テクニカルな理由をつける人は居るでしょうが、技術者の考え方によるチューニングが大きいと思います。
「うちの子(カメラ)は、こういう性格の子です!」って言ってる感じ。
「高スペックでもないけれど、ある分野では頑張ります」って。
そして僕はそんな色の写真を撮りたいので、スペックが古くて低かろうが気にしません。
むしろ、時代とともに写真の色は派手になっていってるので、
その引き目の色が欲しいのなら死守せねばと思っています。
いまどき、画像処理で何とかなるという人も多いと思います。しかし、デフォルトの色はそう簡単には変わりません。
もっと言えば、変わったところで、馴染んでいなければ何の意味も持ちません。
それはともかく、故障した時の修理代がライカは高いので
とにかく故障しないことを祈るばかりです。
それにしてもまあ、こんなに違うとは!

LEICA M8 (APS-H)

LEICA M9p(full-size)
【共通データ】
Elmarit 90㎜ F2.8、色温度7000k、
2018年9月23日、朝7:22ころ撮影。
スコットランド・のらうさぎの谷にて。
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くねくね道
Category : 写真
スコットランドでの、のらうさぎ撮影の滞在中、
僕はレンタカーで移動します。
大抵はお安めのプジョーとかボクソール(オペルのイギリスブランド)の小型車を借りるのですが、スコットランドの田舎のくねくねした道を小型車で走っていると、
「こんなところを小型のオープンカーで走っていれば、たとえ雨が降ってきても楽しいよなあ」と思ってしまいます。
どうりでロードスター系の小型車はむかしからイギリス車が多いなあと妙に納得します。
日本でなら、まっすぐ快適に直しそうな道でもくねくね。しかしそのおかげで、素敵な景色にもよく遭遇する様な気がします。
本年も、マイペースながら、
ささやかな何気ない景色を少しでも写し撮れるように頑張りたいと思っています。
なので、写真をご覧いただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

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